建設業許可登録
(P-CAB)
フィリピンで事業を行うあらゆる建設業者(下請業者および専門請負業者を含む)は、最初にPCABを取得する必要があり、P-CABなしに建設事業に従事してはならないということを規定しています(No.共和国法 1746号)。フィリピンで受注するすべての工事計画と仕様書類を作成するすべての建築家とエンジニアは、フィリピンの居住者であるかどうかにかかわらず、入札が行われる前にPCABを取得します。請負業者免許法(R.A. 4566)の目的は、公衆の安全のために、資格のある信頼できる請負業者のみが国内で建設を行うことを許可されることを担保することにあります。PCABを取得させることは公的部門と民間部門そして国益のために、建設業の秩序ある成長と建設能力の向上を促進することを目的としています。
建設事業者のライセンスには2つのタイプがあります。
一つは通常ライセンス(Regular License)と呼ばれるもので、個人事業主、パートナーシップ、または企業のいずれかの下で国内の建設会社に発行されます。 他方、特別ライセンス(Special License)というものがあり、これは合弁事業、コンソーシアム、外国の請負業者、または単一の特定のプロジェクトまたは事業の建設にのみ従事することを許可するプロジェクト所有者に対してはこの特別ライセンスが付与されます。それぞれが年に一度の更新が義務付けられており、且つその会社の技術者が登録しようとする業種での3 年以上の経験を持っていることがライセンスの条件となっています。
建設事業者の種類
一般技術事業者
(General Engineering Contractor)
道路工事(一般道、高速道路、歩道等)、橋脚、灌漑(河川、ダム、貯水池等)、トンネルの、港湾工事
一般建設事業者
(General Building Contractor)
建物、下水工事、下水処理施設、公園等の建設
専門的技術事業者
(Specialty Contractor)
基礎工事、コンクリート成形及び圧縮、配管工事、衛生工事、電気工事、機械工事、防火工事、防水工事等
必要書類一覧
- 申請書(個人事業主および法人/パートナーシップ)
- 誓約書
- 公認会計士(CPA)によって署名された最新の監査財務諸表
- 財務諸表の日付の時点での現金の証明としての銀行残高証明書
- 土地等譲渡証明書(TCT)、土地および建物資産の税申告書及び納税を証明する書類
- 販売証書、輸送および建設機械購入の領収書、およびその他の資産保有の証明書
- PRC発行の有効な身分証明書
- 40時間の安全セミナーの受講
- 2日間の認定マネージングオフィサー(AMO)セミナーの受講と試験の合格
- 社会保険への加入
PCAB Categorization-Classification Table
(Board Resolution No. 201, series of 2017)
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